とらぶる☆とらんすふぁ 第七話

「春樹さん、さっきよりも前傾姿勢になってますが、大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫。大丈夫……」

「顔も赤いし、どこか具合が悪いんじゃ……」

私が近寄ってお兄ちゃんに触れようとすると、お兄ちゃんはまたビクッと震えて、私から離れようとする。

「いや、本当に大丈夫だから、心配しないで……」

お兄ちゃんはそう笑顔で言っているが、両手は股間にあてられていた。

「心配しないでと言われましても……。お腹? お腹に両手をあてているということはお腹が痛いんですか? 私、こう見えても少しは医学を心得てるんですよ? ちょっと見せてくれませんか?」

「そ、そんな! ちょ、ちょっと……」

私はお兄ちゃんの両手を払って、ズボンの上から股間を触った。これがお兄ちゃんのおちんちん……。お兄ちゃんのおちんちんは昔、一緒にお風呂に入っていた時よりも大きくなっていて、カチカチに硬く、とっても温かかった。

「まぁ、こんなに硬く腫れてしまって……。今、春樹さんが感じている感情は、精神疾患の一種です。治し方は私が知っています。私に任せてください」

私は言葉の重複が2回あるのにも関わらずに、そう臆面もなく言い放ち、お兄ちゃんのズボンのファスナーを下ろして、中から大きくなったおちんちんを取り出した。初めて生で見たおちんちんは赤くて、テカテカ光っていて、ちょっとグロテスクだった。でも、これが大好きなお兄ちゃんのおちんちんなのだから、お兄ちゃん同様、好きにならなければならない。私はお兄ちゃんのおちんちんが好きである証に、お兄ちゃんのおちんちんにキスをする。チュと触れるだけのライトなキス。するとお兄ちゃんのおちんちんはビクビクッと痙攣するように反応した。上目遣いでお兄ちゃんの表情を見ると、どうやら気持ち良さそうにしている。私は嬉しくなって、もっとキスをすると、その度にお兄ちゃんのおちんちんは震えて反応した。おちんちんも見慣れてくるとかわいく思えてくる。私は「よし」と決意してから、お兄ちゃんのエッチな本でやっていた『フェラチオ』というのをやってみることにした。確か、おちんちんを口の中に入れて、前後運動をするヤツだ。私はお兄ちゃんの部屋で読んだエッチな本の内容を思い出しながら、お兄ちゃんのおちんちんを口に含み、頭を動かして前後運動をする。ジュプ、ジュプというエッチな水音が部屋に響き、「私は今、お兄ちゃんとエッチしてるんだ」という実感が湧いてくる。

「ねぇ、春樹さん。気持ちいい?」

「ひ、広瀬さん、やめ……」

なんということだろう。どうやらお兄ちゃんは私のフェラチオが御気に召さないようだ。やり方が悪かったのかもしれない。確かあのエッチな本で男の人が「もっと舌を使え」と言っていた。それと「カリ首のあたりを重点的に舐めろ」とも言っていた。カリ首というのはどこのことだろう? きっと、男の人が一番感じる場所に違いない。私はお兄ちゃんの表情を見ながら、一番感じている場所を探しながらおちんちんを舐めた。おちんちんのお腹の部分や、頭の部分、タマタマが入っている袋まで丹念に舐め尽くす。そしておちんちんの頭と棒の付け根である段差の部分を舐めると、お兄ちゃんの顔が歪んだ。

「うっ、そこは……」

どうやらこの段差になっている場所がカリ首のようだ。確かにおちんちんの頭と胴を繋いでいる部分にあるので、『カリ首』と呼ぶのは相応しいのかもしれない。カリ首の場所がわかった私は、舌を使ってカリ首を重点的に舐める。お兄ちゃんは「うっ、ううっ!」とちょっと苦しそうに呻きながら、ビクビク反応した。効いてる、効いてる。私はお兄ちゃんにもっと気持ちよくなってもらおうと思って、再びお兄ちゃんのおちんちんを口に含み、舌でカリ首を刺激しながら、時々吸うようにしてしごいた。するとお兄ちゃんは益々、声が大きくなり、吐息の回数が増えてくる。もう少し、もう少しであのエッチな本の男の人みたいに『射精』してくれる筈。私はそんなことを思いながら、前後運動のスピードを上げるが、お兄ちゃんはなかなか『射精』してくれない。私が「おかしいなぁ」と思って更にスピードを上げると、段々アゴが疲れてきた。もう5分以上、同じ姿勢で同じ動作をしていたのだから当然である。でも、大好きなお兄ちゃんが『射精』してくれるまでは止められない。それが私のジャスティス。私はそんな思いを胸に秘めながら、前後運動を続ける。するとアゴが疲れた所為なのか、前歯が少しお兄ちゃんのカリ首に当たってしまった。お兄ちゃんが「うぉ!」という声をあげたかと思うと、突然、私の口の中にドロリとした液体が現れた。お兄ちゃんが『射精』したんだ。そう気付いたのは、お兄ちゃんの精液が私の喉の奥を突き、ゴホゴホと咳き込んだ後だった。これがお兄ちゃんの精液? 想像していたのとはだいぶ違う。なんか生暖かいし、変な匂いがするし……。それでも私はお兄ちゃんの精液を吐き出すことができず、苦しかったけど全部飲み込んでしまった。お兄ちゃんのおちんちんは私の口から外れ、咳き込んでいる私の顔に射精し続ける。遥さんはメガネをかけていたので、目に精液が入る心配はなかったけど、メガネのレンズが精液まみれになってしまい、眼前の風景が真っ白になって、何も見えなくなってしまった。

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