とらぶる☆とらんすふぁ あとがき

はじめての方、はじめまして。兄妹同棲やHeal体験版をプレイした方、お久しぶり。企画・脚本担当の……と、いつも挨拶しておりましたが、今回は小説なので『企画・脚本』は不要ですね。どうも、ATFです。
久しぶりに小説を書いてみたのですが、いかがでしたでしょうか? 小説はゲームのシナリオとは違い、絵や音楽、SE(効果音)が無いので全て文章で表現しなければなりません。その為、今回はト書の部分で苦労しました。普段なら「ここはイベント絵で描いてあるから、わざわざ文章で説明しなくてもいいな」と、省略していた部分もあったのですが、小説では全部文章で説明しなければ読者に伝えたいことが伝わりません。だから今回の経験で如何に、普段のオレが楽をしていたのかが浮き彫りになってしまいました。(笑)
 しかし、その逆もあります。例えば「オレが喫茶店のドアを開けて入店すると、そこにはネコミミメイドが百人いた」なんて文章を書いてしまうと、小説なら三十五文字で済むのに、ゲームの場合は本当にネコミミメイドが百人いるイベント絵を描かなければならないのです。もし、そんなことをしたら絵師である弐肆の負担が相当重くなってしまうし、理不尽な重労働にキレた弐肆がオレに『腕ひしぎ逆十字固め』を決めてしまうかもしれません。そんなことになってしまったらオレの腕が折れて、二度とエロゲが作れない身体になってしまうかもしれないのです。
まぁ、ゲームにしても小説にしても、作るのが大変であることには変わりがない訳で、あとはユーザー(読者)の方がどっちを支持するのかで、この小説本企画の存続が決まると思います。(この本が大量に売れ残ったら、次は無いかもしれません……)ですので、「ふろーらいとの小説をもっと読んでみたいぞ」という方は、裏表紙に載っているメアドに感想や要望を書いて送ってくれると助かります。オレ達、同人クリエイターはそれだけを糧に活動しておりますので、どうかよろしくお願いします。
 さて、ゲームならばもっと長く書けるのですが、今回は小説本なので、あとがきが書けるページ数が決まっております。そう、この一ページのみ。予算の関係上、これ以上書くなとクギを刺されているのです。これも紙媒体の弱点なのかもしれませんね。(これは紙媒体の弱点というよりも、ふろーらいとの弱点?)それではまた、どこかで。

ATF

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