765プロのバレンタイン 第十一話


● 小鳥の場合 ●

「プロデューサーさん! 今日も大変そうですね」
「あっ、小鳥さん! 実はそうなんですよ…変なチョコばっかり食わされてしまって…」
「ふふふっ、そんなこと言って、プロデューサーさんのことだから、アイドルの女の子達からいっぱいチョコを貰ってるんでしょう? 2x歳(にじゅうちょめちょめさい)のチョコなんて、今更いらないかなー?」
「そんな…。とんでもないですよ! いります、いります!」
「本当ですか? じゃあ、どんなチョコでも最後まで食べてくださいね?」
「ええ、そんなことで良ければ、喜んでっ!」

そう言って綺麗にラッピングされたチョコを受け取り、開封すると…。

「あ、あの…小鳥さん…」
「はい? 約束したんですから、全部食べてくださいね」

「なんで『社長』の顔をしたチョコなんですかっ!? いやがらせにも程がありますよ!?」

「さあ、プロデューサーさんは『社長チョコ』をどんな顔をして食べるのかしら…。はぁ、はぁ…妄想と鼻血が止まらないわ…」

END


THE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALE 765プロ ALLSTARS


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