765プロのバレンタイン 第一話
● やよいの場合 ●
「うっう〜、プロデューサー! チョコ、受け取ってください!」
「おお、やよい! お前は本当に良い子だな〜。嬉しいよ」
「えへへ〜! じゃあ、プロデューサー。手を出してください」
「え? あ、ああ…」
やよいに言われた通りに俺が右手を差し出すと、やよいはその掌に『チョコベビー』1粒だけを出して乗せる。
それを見た瞬間、俺の涙腺は緩み、涙がこぼれた…。
「やよいっ! 俺、もっと頑張るからっ! 有給取らずに毎日頑張るからっ! 一緒にトップアイドルを目指そうな! なっ!?」
俺はそう号泣しながら言って、やよいを抱きしめた。
「は、はい…。って、プロデューサー! 何で泣いてるんですか!?」
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 02 高槻やよい
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